ウミネコは海街にいる

最近研究室に籠ってパソコンをカタカタさせてばかり
 
だからそんなに人に話せるような面白いことはなかったけど
 
好きになった映画が1つあったから それについてちょっとかきます
 
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タイトルは「海街ダイアリー」
 
ずいぶん前に公開された映画だし 当時は出てる女優さんが豪華だな としか
 
思ってなくて 興味はあまりなかったけど
 
さいきん友だちの家でちらっとみたら 意外とおもしろかった
 
そしてもう3回も見てしまった
 
 
 
ほとんどの邦画がそうだけど この映画も1人の女の子が3人の姉妹と暮らし始めたこと
 
以外はなにも特別で劇的なことは起こらない
 
 
 
街に平和が戻ってきた!とか 悪の帝王から地球を守った!とか
 
出来事自体に大きなアクションが起きるわけじゃない
 
ただ目の前にある日常を淡々と生きている中で 
 
気持ちが揺らいだり
 
今まで考えなかったことを考えるようになったり
 
誰かを嫌いになったり
 
昔のことを思い出して腹がたったり
 
 
 
この映画では誰にでもあるような なんでもないことにスポットが当てられていて
 
でもそのすごく小さい出来事の中にもそれぞれ別の人間の
 
感じ方 思い が見え隠れする
 
それは後悔だったり 居心地の良さだったり 怒りだったり 当り前のことだったり
 
 
 
そうやってそれぞれの思いが交わって 離れて 交差しながら
 
みんな自分を隠して 毎日が過ぎていく
 
 
 
でも隠しきれなくなって 我慢できなくなって思いが爆発したときに
 
はじめて人は 隣にいる人の声をきく
 
はじめて そこに目をむける
 
 
 
でもそれくらいしないと 人の気持ちなんてわからない
 
それぐらいしたって 見えるのはほんの一部分だけ
 
 
 
そうやって人は 人と一緒に生きていけるようになるんだと思う
 
血がつながってなくたって 血がつながってたって
 
家族だって 家族じゃなくたって
 
わからないことはたくさんあるし
 
見せられない自分もたくさんある
 
 
 
もしかしたら “カゾク"っていうのはただの枠で
 
その枠の中にはいることで 家族が出来るのかもしれない
 
“カゾク"の枠を意識したときに 家族になろうとするのかもしれない
 
 
 
でもだからこそその枠が大切で
 
違う固体としての人間同士が家族でいることに意味があるのかもしれない
 
 
 
みたなことを考えたけど 着地点がよくわからなくなってしまいました
 
 
 
これを読んだだけじゃまったくストーリーが掴めませんね 笑
 
どういう話?って聞かれると 20秒くらいで説明できちゃうストーリーだけど
 
でもストーリーっていうよりダイアリーだから
 
言葉にできない日常がこっそり詰まっている
 
もう1回みようってなる映画で 最近のおきにいり